西武ライオンズ売却へ

このカテゴリでは野球の観戦記など書くつもりでいたのに、いきなり球団売却とは…。
一連の西武鉄道不祥事あたりから、マスコミでも取り沙汰されていたので
意外感は無いが、広岡達朗監督時代からのライオンズファンとしては感慨を禁じ得ない。

堤義明氏は以前から優勝すれど観客動員数が伸び悩む球団を手放したかったのだとも聞く。
しかし、年に数回専用車で乗りつけ、空調の効いた貴賓席で観戦するオーナーには、
何故観客動員が伸び悩んでいたのか、その理由が最後まで解らなかったのではないか。

西武球場には問題が多過ぎますよ。例えばアクセス。不便な場所なのに駐車場は無い。
私は以前球場から数キロの都下西武沿線に住んでいたのに、片道1時間以上を要した。
東京から行くには遠過ぎ、埼玉の中心からは離れ過ぎて、県民に根付かなかったのだ。
鉄道という地域における独占企業の発想では、もはや娯楽産業を経営出来ないのかも。

新オーナーになる人には、まず電車に乗って球場に行き、客席に座って頂きたい。
ファンと視点を共有出来ないと、誰が持とうが顧客のニーズが見えてこないでしょう。
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# by funatoku | 2004-11-06 17:27 | ヤクルト・西武(プロ野球) | Trackback(1) | Comments(0)

鈴木敏文さん(イトーヨーカドー、セブンイレブン会長)講演

流通には全く門外漢なのだが、某所で講演会を聴く機会に恵まれた。

先日の新潟中越地震の第一報を鈴木さんは自宅で聞いた。
会社に連絡したところ、現地からの報告は特に無いということだった。
「情報が無い」というのは非常事態だと判断してすぐに出社し、
取り敢えず200万以内で隣接する群馬、長野で至急炊き出しを始めるように指示した。
(金額を決めないとスタッフは動けないし、無駄に終わっても支障が無い範囲)
ところが道路の状況が分からないし、救援物資の到着は明日昼頃になると幹部が言った。
ここに到って鈴木さんは一喝。
「地震発生は6時前であり、ほとんどの人は夕食前のはず。
明日の昼に着くというのでは2食抜くことになり、救援の意味が無い」
結局夜中に到着したそうである。
「災害の初期にはマニュアルは役に立ちません。
役所の対応が遅れたのはマニュアルがあるからです」

セブンイレブンで、アイスクリームは坪単価が悪いからやめたいと言う幹部がいた。
確かにアイスクリームそのものの売上は年々減っていた。しかし、ニーズが無い筈はない。
アイスクリームは子供の食べ物という先入観があったのではないかと考えて、
大人向けに2~300円台のアイスクリームを自社開発してみたところ、これが好評。
現在では全国のアイスクリーム市場の1割をセブンイレブンが占めている。
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# by funatoku | 2004-11-05 18:28 | 一期一会 | Trackback | Comments(0)

大塚「江戸一」のカウンター席

大塚駅南口前の「江戸一」は居酒屋の名店として名高いが、
最大の特色はこの種の店としては「一人客が多い」ことであり、
「常連たちがベタベタしていない」ことだろう。
この二つが揃っている店はそう多くはないはずである。

常連たちが声高に喋っていて、初めての客が入って行くと会話がピタリと止まって
こちらをしげしげと見られるなどという店は、いくら“いい店”と言われても敷居が高い。
常連になると居心地の良さはあるのだろうが、その分煩わしさもありそうだし。

「江戸一」では店も常連客を特別扱いにはしないし、常連客も自己主張をしない。
隣で黙々と飲んでいた老人が、帰り際に大女将さんと交わした一言を聞いたら、
彼が長年の客であることが分かったりすることは珍しいことではない。

常連を特別待遇しないこの店には、一つ暗黙のルールと呼べるものがある。
店に入るとコの字型のカウンターになっていて、左手奥には常連が多いのだ。
常に混んでいる店なのだが、自然とそういう風になってゆくのが不思議。
大女将が陣取るレジ前の狭い席が一番の“特等席”。座りにくそうなんだけどね。

この店に通うようになって一年半の私は、大女将さんからは「文庫本を読む客」、
若女将さん(?)からは「のれそれ(アナゴの稚魚)を好む客」と認識されてはいるようだ。
しかし、私はもっぱらカウンター右側の席に座り、向かいの常連客たちを眺めている。
これから、長く付き合っていくうちに常連席に案内されるのを楽しみにしつつ…。
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# by funatoku | 2004-11-04 17:43 | 酒場・飲食店 | Trackback | Comments(1)