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立川談春独演会(8/20 横浜・県民ホール)

立川談春「鰻の幇間」 「切符を買ったものの来るのが、嫌になる暑さで、仕事で来るのは
もっと嫌になる…」と登場。「また、県民ホールが微妙に来にくい場所にある(笑)」
県民ホール寄席はかつて小さん師匠以下、毎月東西の名人が上がっていて憧れていた。
大阪では東京の落語家は受けなくて、文楽師匠は大阪では目の不自由の人の噺ばかりやった。
会場を見なくて済むから。志ん生師匠はここは日本語が通じないと言っていた。
師匠談志は聞きたくなければ帰ってくれと言ったら八百人いた客が二百人になってしまい、
後に上がった松鶴師匠が「何や!これは」。
その県民寄席、今年の最後は「談春・花緑二人会」。「締めが二人会ですからね。でも(柳家)
さん喬・権太楼二人会よりは短く終わるかも」自分も一席が長いが、さん喬師匠にはかなわない。
「さん喬師匠の『棒鱈』は、(入船亭)扇橋師匠の『鰍沢』より長かった」
今日の「九州吹き戻し」は難しい、つまらない、おまけに長いという噺で、他にやるのは
五街道雲助師匠だけ。「自分の独演会では過剰な期待を持たれているのでとても出来ない(笑)。
県民ホールのお客さんならと思って来た(この日「九州吹き戻し」をやることを今月の横浜
にぎわい座で予告していたらしい)けど、今の様子を見たらやめとけば良かったかなと…」

幇間は今日本で二人しかいないと前フリに入る。一人は悠玄亭玉介師匠の芸に憧れて、役者
から転向して芸を継承したのだが、幇間の芸は好きでも幇間そのものが好きでなった訳では
ないので、芸を披露するときは明るいのに酒席になると途端に大人しくなってしまう(笑)。
「鰻の幇間」は6月に保谷で聴いたばかり。噺の構成はほぼ同じようだけれど、持ち時間に
ゆとりがあった分、間延びしてしまった感は否めない。

立川談春「九州吹戻し」 「野球は今1対1で…」と登場。早実と駒大苫小牧の決勝戦の
最中だったのである。しかし、自分の(事務所主催の)独演会は客の期待が大き過ぎて怖くて
やれないので、(主催者が別の)独演会でやるというのは、冗談にしてもヒデエなあ(笑)。
零落した遊び人の若旦那が江戸にいられなくなり、熊本に流れ着き旅館で働くようになったが、
故郷忘じ難く江戸行きの船に乗り込んだものの嵐に遭って、命からがら熊本に戻る…。
という筋なのだが、確かに長くて、終盤の船の場面あたりでは居眠りしてしまった。
談春師匠の高座を聴きながら寝てしまうのは初めてのことで、自分でもちょっと驚いた。
つまらない噺という訳ではないのだが、現在この筋通りに演じるのも確かにツライかも…。
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by funatoku | 2006-09-25 22:43 | 落語 | Trackback | Comments(0)