フリートークで現れた志らく師匠のウエストが、何だかすっきりしたなと思ったら、
8㎏痩せたそうだ。ダイエットではなく、しばらく体調不良だったらしいが。 志らくはまず昨日まで上演していた芝居の話。兄弟子の談四楼は終演後泣いていたとか。 「落語は孤独な仕事。芝居の共同作業の達成感は60近い落語家が泣くほどなんです。」 「落語家は集まれば仲間の悪口。でも花緑は人の悪口を言わないし、言われない。」 花緑はコマ劇場でマツケンサンバを見てきた話から、母親がヨン様にハマった話。 柳家花緑「そば清」俳優をしてる兄の話や、その兄と最近行った祭の見世物小屋で、 蛇女を見た話でたっぷりとマクラ。ちなみに蛇女は、生きた蛇をそのまま囓るらしい。 本題に入ると、いやー、速いのなんの。会話も刈り込んであるようで、 「この蕎麦と(ズル)いうものは(ズル)体調に(ズル)左右される(ズル)…」と快調に蕎麦を食う。 さすがに最後近くは速度を落とし、表情で笑わすあたりは、亡き小さんの面影が…。 サゲは「パッと見ると清兵衛さんだけが溶けて、蕎麦が羽織を着ておりました。」 志らくの疾走感と小さんの表情を併せた感じ。これが今の花緑らしさなのかも知れない。 立川笑志「狸賽」マクラでは奈良の少女誘拐殺人にふれ、「犯人は宮崎勤のような 変態と言われておりますが、写真を見る限り…………、宮崎の方が趣味がいい」 子狸は職人風の喋り方。実は進行が20分遅れていたのだが、サラリと前座噺。 センスの悪い奴に限って、こういう時にでしゃばってトリの時間を減らすんですね。 立川志らく「崇徳院」熊五郎が志らく得意の“パワフルな危ないヤツ”になっている。 私はこれが大好きで、登場してくるだけで、もう可笑しくって仕方がない。 志ん五師匠が与太郎をやらなくなってしまった今、私が思う最強キャラの一人だ。 著書「全身落語家読本」で高く評価していた馬生のくすぐりをアレンジしたみたい。 若旦那の説明聞いた熊さん「英語?」。旦那にそのまま伝えたら理解され「英語上手いね」。 こうして書いても、何のことやら分かりませんが…。志らくワールドに引き込んだ一席。 毎月末金曜夜に志らく、花緑が出演して、当日券1800円という穴場である。
by funatoku
| 2004-11-27 00:23
| 落語
|
Trackback
|
Comments(0)
|
カテゴリ
以前の記事
2012年 11月 2012年 09月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 検索
フォロー中のブログ
メモ帳
No Rakugo No Life しょの2 ~落語三昧~
野球場にて Mr.Bation らくごのパッチBLOG こちらの日記を休止して、引き続きmixiで日記を書いておりますが、最近一部の日記をこちらに転載することにしました。宜しければmixiで「粗忽庵」と検索してくださいませ。 また、スパム投稿防止のため、コメントは承認制、トラックバックはエキサイトブログのみとさせて頂いております。どうか悪しからず。 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||